みたもの備忘録

ジャンルを行き来するオタクの妄言。たまにまじめなこと

【雑記】私は「ヅカオタ」にはなれない

あるいは舞台とか役者さんへのスタンスの話

 

 昨年10月からライビュ含め毎月宝塚歌劇団の舞台を何かしら観てきた。この後も月組ピガールまでは全ての本公演のチケットがある。また、歌劇も宝塚graphも毎月買うようになったし、ルサンクも観に行った公演についてはなんだかんだ揃えている。家でアクアヴィーテしたさに宙組のBD購入も検討している。

 

 ただ、私自身はこの状況であっても自分が「ヅカオタ」ではないし今後なることもないと思っている。

 何故ならば、わたしはタカラジェンヌ本人にはそこまで興味がない(というと語弊があるが)から。

 

 

 まず原則として、舞台技術とその人自身の人格は相関関係にはない。頭では分かっているが、私には自分がそこを割り切れないという確信がある。その人が素晴らしく"出来た"人だった場合は問題ないが、自分と合わない考えを持っていたり、社会人としてどうなの?みたいな人物だった場合、舞台を観ていても多少なりともモヤモヤとしてしまうだろう。そのため、出来る限り役者のパーソナルな思想については見ないようにしている。役者のTwitterは出来れば公演情報のお知らせ程度にしてほしい。

 

 しかし宝塚というところはむしろ「役者(タカラジェンヌ)の成長やパーソナルな物語(ex.劣等生からのトップ、本人が宝塚オタク、等)」を楽しむようなところなのだろうな、と思うし、そういう指摘は私が言うまでもなく既に色々なところでされている。

 

 けれど私はあくまでも「商業演劇としての宝塚歌劇団」を観たいのであり、「タカラジェンヌの成長を応援するオタク」にはなり得ないのだろうと思う。

  (カフェブレイクを観ていても、合間の公演ダイジェストの方ばかり見てトークをあまり聞いていないし……)

 

 会活動をしてこそ宝塚ファン!のような方からすれば私のような人間はうざったいかもしれないけれど、そこそこに距離を取りつつ、ジェンヌさんにキャアキャア言いながら楽しむのが合っているのかもしれない……。

 

 

 

 

宝塚歌劇団月組公演『I AM FROM AUSTRIA』

 先日の星組公演から早数週間、今度は月組公演を本拠地である宝塚まで観に行った記録&感想。

 

コテコテハッピーミュージカル

 

 一言で言うと良くも悪くも「王道!!!」という感じだった。変な捻りは無く、ストレートでコテコテな話に演者の演技や歌で味付けをする演目。物語もハッピーエンドだし、繰り返しの観劇向きな、難しく考えずに楽しんで観られる良いミュージカルだと思う。

 全体的に皆さんの演技が高いクオリティで、台詞も聞き取りやすかったのもストレスフリーに観られた要因かもしれない。

 

 演出面では随分とスクリーンの映像投射を多用していたように思う。オープニング映像はオタク的にワクワクするので満点、ウィーンの街並みやアルプスの山々等、背景はそこまで違和感はないものの、途中途中の謎の映像(フィットネスとかフィットネスとかフィットネスとか……あと汚職のタンゴも……笑)は何だか間抜けに見えてしまった。

  

 

スターさんについてあれこれ感想

 

 トップの珠城りょうさん、男らしい立ち姿で素敵。台詞も歌も、声が真っ直ぐ響いてきて爽やかで優しく、しかし逞しく、何だか本当の男性のよう。フィナーレでもリフトしながらクルックル回っていて凄すぎる……。宝塚は本当にトップさんのカラーで全く違うのだなと思わされる。

 

 トップ娘役の美園さくらさんは伸びやかな歌声で、娘役ながら低音に艶があって良い。少しクセのある喋り方&歌い回し(ハリウッド女優感なのか元々の本人の資質なのかは分からないけれど)なので、万人受けという感じではないかもしれないが、「何をやっているか分からない」ということは無いので初心者に優しい気がする。

 

 月城かなとさん演じるリチャード、ジョージへの罵倒が「このウィンナー野郎!」一辺倒なのは小学生か!という感じ。顔のパーツがとってもよく動くのでコメディ感があり、物凄く嫌なやつなはずなのに不思議なおかしさがある。

 ちなみに月城さんがあまりに美しかったため、公演とは関係ない写真だけれどうっかりポートレイトポスカを買ってしまったし、先ほどフォトブックの支払いもしてきた。

 

 鳳月杏さんは花組「CASANOVA」コンデュルメル夫人で拝見した時の艶やかさとは違う、コメディ色のあるダンディなパパという役所。

 奥様役の海乃美月さんと歌うシーン(だっけ?)、ファルセットが美しいこと!

 

 暁千星さん、可愛らしい顔だけれど声はイメージより割と低いし、体格も良いのだな〜。身体のバネというバネを使っているような伸び伸びしたダンスも良いし、パブロの無邪気なキャラクターも似合っている。

 

 

 初めての宝塚遠征、大劇場の大きさに圧倒されたりしつつ、とても楽しむことが出来た。次は花組千穐楽ライブビューイング!

 

 

宝塚歌劇団星組公演『GOD OF STARS-食聖-』『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』

※色々あって三週間ほど前の話を蒸し返します。月組ムラ遠征した感想は後日。

 

 私はとんでもないものを観てしまった……

 

 昨年6月、ひょんなことから宙組東京宝塚劇場公演を観ることになり、オタクなので一応事前に色々調べてから観劇に臨んだものの、演目との相性なのか、イマイチ盛り上がれないまま終わってしまった(今もう一度観たらどうなのだろうかと気になる)。

 それから約一年後の今年4月、花組東京公演千秋楽のライブビューイングを観たことにより「あれ?面白いかも……」となり、そして友人の誘いにより今回観劇した星組公演でまんまと嵌るオタクの図。歌劇も毎月買うようになった。

 

 

「良い舞台」とは

 

 今回、正直トップコンビと次期トップコンビくらいしか顔が分からない中観ていたのだけれども、いや〜〜楽しいな!!!どんどん気になる生徒さんが出てくる!!!

 

 このトップコンビ、なんだか人のブログなんかを観ていると「舞台技術イマイチ」だなんだと言われており、少し心配なところもあったのだけれど、実際観てみたらそんなことは吹き飛ばすくらいのパワーがあった。

 私は基本的には「技術の基礎があってこそオリジナリティやら気持ちやらを表現出来る」論者なので、下手でも気持ち篭ってればいいよ!とは言えないが、今回観終わった時の純粋な感想として「良い舞台を観た」という気持ちになれた。

 確かに歌はトップ二人共に少し危なっかしいところはあったし、滑舌がアレで台詞の聞き取りにくいところもあったけれど、一定ラインをきっちり超えていたし、総合エンターテインメントとして「とてもよかった、楽しかったー!」という気持ちが残された素晴らしい舞台だったと思う。こんな素人にもかっこよく美しく魅せてしまうのがいわゆるスターの華というやつなのだろうか。すごいなー。

 

 

 

紅ゆずるさんの美

 

 正直ポスタービジュアルは加工しすぎもあって笑ってしまったのだけれど、実際舞台で観たら、美……!!!(ポスターの加工は他の組見ても何だか凄まじいと思うのだが、歌劇団側はあれで良いと思っているのかしら?)

 紅さん、切れ長なお目目なので舞台化粧映えがする方だなぁ。そして表情がとてもよく動くので、二階席からオペラなしでも目線の動きまで感じられる。

 体軀もすらりとスマートで、自然と目線が行く、なるほどこれが真ん中の人なのだなあ、と納得。退団公演を拝見出来てとても良かった、お疲れ様でした。

 

 

礼真琴さんが聞いていた以上だった

 

 いや、宝塚を観るにあたり予習していると「礼真琴すごい」というのがめちゃくちゃ出てくるのだけれど、百聞は一見に如かず……。

 まず歌、女性なのに低音があんなに伸びやかなのは何故?しかも歌いながら細かな演技もしているのでびっくりする。コメディチックな演技もやり過ぎず押さえ過ぎず、とっても良い塩梅。ダンスもダイナミックでありながら、指先まで神経を張り詰めているかのようで、全ての振りをピシッと止めてくる。

 こんな風に自分の身体のコントロールが出来ている人を観ているのがとても好きなので、眼福だったな〜。観ていて気持ち良い。

 ちなみにリー・ロンロン、私もクリスティーナと同じでメガネの方が好き。クリスティーナと握手するときのへにゃっとした笑顔、プライスレス。

 

 

宝塚チケット戦争への参戦

 

 という訳ですっかり心を鷲掴みにされ、オタクはチケット戦争へと駆り出されるのであった。友の会に入るでもなくプレイガイドとクレカ先行のみのゆるゆる参加だけれども。

 しかし、これまで通ってきたジャンルの中で一番チケットが取れない。Aimerコンサートとかで毎回当てているので自分は割とチケット運が良いと思っていたけれど、そうでもなかったらしい。ただ今本公演の雪組宙組が連敗中。でも星組新トップお披露目の本公演は当てたぞ!!!!待ってろ3月!!!!

 

 こうして金は消えていく。次回、初ムラ遠征(月組)編 coming soon…… 

 

あやめ十八番「しだれ咲き サマーストーム」

  一年前から待っていたあやめ十八番の本公演、これに合わせて夏季休暇を取得した社会人の感想エントリ。

  ちなみに観たのは7/22  マチネ・アフターライブ、7/23 マチネ・アフタートーク

 

全体的な感想

 

  話の筋としては単純なのだけれども、これぐらいの方がDVDで繰り返し見られて、公演がない時期に劇団の雰囲気を味わうにはよい……前作前々作みたいな話だと心にぶっすり刺さる代わりに情緒不安定になって二度と見られないので……(精神的に弱い人間)。

  下げの一言で否応無く幕は下がって物語は終わるので、誰がその後どうなったとかは一切分からないけれども、その方が「物語を観ている」感があって私には良いのかもしれない。

 

ちなみに22日は最前列だったので冒頭の飴屋さんに飴(レモン味)をもらった。やったね。

 

  少し残念なのは、笑わせるための間とかタメの取り方が好みじゃないところが何箇所かあって、「落語っぽいテンポ感」とは何だったのか……?という気持ちになった。これは完全に好みの問題だけれども。

 

 

よかった役者さん

 

  ふっきーさんこと藤原さん、昨年の「変わり咲きジュリアン」で初めて拝見して今回が二回めだけれど、とても好みだった。

  特に二幕後半、祝言にお袖さんたちが殴り込んできた時に、その姿を見て笑いながら俯く→顔を上げる仕草、表情が素晴らしかった。一番好きな場面。

  私の好きなお芝居をされる役者さんは声優もやってらっしゃることが多く、声のトーンだとかブレスだとかのコントロールで演技をしているのが好みなのかもしれない。

 

  村上さん、硬派な男が似合う。この人もなんて芝居が上手いんだ……。アフタートークで「牡蠣右衛門の声を出す身体が先にできて、感情は後から付いてきた」と仰っていたけれども、確かに台詞が上滑りしていない感がある。

(身体が先に出来て〜という話、つまるところ芸術における「型」の重要性だよな、と後から思う。私はまず美しい型があってからの個性、表現がある、というスタンスなので)

 

  堀越さんの白菊は、芸事をやっている人間ならではの色気がすさまじい。個人的に牡蠣右衛門が落語家っぽく感じなかったのは、この色気よりも堅物な感じが強かったからかもしれない。

  

  和知さんはヒモとかクズ男がよく似合う……よくよく考えなくても心中で日和って自分だけ逃げたり女に金を出させたり、やっていることはクズの極みだけれども、作風のせいなのか、なんとなく「しょうもない野郎だな」で済ませてしまいそうになる憎めなさ。許せないクズだけど。

 

  のよちゃん役シミズアスナさん、目隠し鬼のシーンでのピルエット(で合ってる?)がとても綺麗だと思ったら、パンフの経歴のところにバレエをやっていたと書いてあって納得。常にちゃんと人形っぽく動いていて、薄蜘蛛の融羽子さんの着物の所作もそうだけれど、自分の身体をきちんと隅までコントロール出来ている人の動きは美しい。

 

  大森さん、お袖みたいな役が似合うな〜。何となく肝っ玉かあちゃんのイメージを勝手に抱いているので、ハマり役だなぁとニコニコしながら観ていた。大森さんの声で聞く啖呵が気持ち良い。

 

  金子さん演じる朝蛾於、お凛のときの無邪気さと廓に入ってからの気だるげな感じ、どちらも素敵。なんかこう書くとゲイシャパラソルの仇吉みたいだ、堀越さんの好みなのかな……。

 

  山下さん、カタギじゃない仕事をしている人間の説得力がものすごくあるし、扇子さばきも美しいし、さすが……。朝蛾於の回想での有ま屋二人組がコメディ感マシマシで好き。

 

その他

 

  今回も音楽が変態的にすごくて(褒めている)、これまであやめでやってきた楽曲で単独のライブとかやったらどうかな……という気持ちになってきた。需要は絶対にあるはず(まあ過去作品だとJASRAC的なハードルがあるかもしれない……)。

  というか楽隊(芝居しないとは言ってない)が相変わらずで笑ってしまう。冒頭の納豆売りこと島田さん、さすがの通る声。アフターライブのときもマイク必要無いんじゃ……?と思いながら聴いていた。

 

  今までアフターイベントがチケット買った後に決まるものだから毎回休みが取れなくて見られず終いだったのだけれど、やっとアフターライブ&トークに参加できた……。これからはチケット発売前のアナウンスをお願いします。是非(私の記憶にないだけで以前から事前アナウンスあったらごめんなさい)。

 

  とにかく一年ぶりのあやめ十八番、とても楽しく観ることができた。来年の公演も待ってます!

舞台「魍魎の匣」

  6/23ソワレを立ち見で観劇。立ち見って初めてだったけれど、小劇場などで小さなパイプ椅子に座ってるよりも断然快適な気がする。前席の人の頭を気にしないで済むし。※ただし姿勢が悪いので背中は痛い

  あまり目が良くないしオペラグラスも使わなかったので顔はあんまり見えていないため、そういう感想はありません。

 

  twitterで、忙しい人のための、なんてジョークで言われているくらい前半はシュルシュルと進んでいくけれど、一番重点を置くべき美馬坂教授の研究所シーンに時間をしっかり割いているので前半駆け足なのはやむなしというか、そうだよなーそうなるよなーと思う。むしろ前半と後半の分配を逆にしたらやたら広げた風呂敷をぐちゃぐちゃっと纏めておしまい、みたいにとんでもないことになってしまうのでは。

 

  原作の大筋を変えないで2時間10分に収めるため、細かいエピソードの取捨選択やキャラの役割変更はあったけれど、それがあまり気にならない範囲に収まっていたのも良かった(個人の感想)(サトに役者を付けるならいさま屋が出てきても良かったんじゃ!?とは思ったけど、最後の最後に1シーンだけの為にいきなり新キャラ登場したら初見の人困るよな……と思い直した)。

  まあ、原作で青木くんだったところがトリちゃんに替わっていたりして、青木くんの出番が少な目なのは少し悲しかったけれど……。

 

  今回立ち見にしてまで観に行ったのは久保役の吉川さんの演技が観たかったからで、そこはもう想定通りの完璧なものを見せてくれたのだけれど、橘ケンチさんのお芝居が予想をはるかに超えて上手くて腰が抜けた。

  上演前からみんなが期待していた反閇の所はもちろんとても上手くて、というか上手すぎてそのキレに若干笑ってしまったけれど、それ以上に言葉の演技が驚くほど好みだった。

  京極堂の語りは呼吸やら間やら抑揚やら、とにかく言葉のプロフェッショナルでないといけない訳で、それが今回の芝居では完璧だったと思う。物語のキーになる台詞を、がなる声量ではなく演技で聞かせてくる。すごい。

  一点だけ、美馬坂教授とのラストの舌戦は機械のゴウンゴウンの音以外にもbgmみたいな音が流れていたので、怒鳴り合い過ぎてウーン……という感じだった。「この僕が言うのです」のところは凄みがありつつ静かで良かったけれど。

  関口くんは元気というか、いつもの調子乗って京極堂に怒られる時のちょっと前のテンションをずっと維持してる感。小綺麗だし。

  榎木津さんはスタイルが良くて、一人だけ自由で、まさに榎木津礼二郎だった。

  木場修もそのまんまだったけれど、尺の問題で陽子(美波絹子)への恋愛感情が唐突感あって惜しい……これは役者さんの問題じゃないので余計に惜しい。

  

  頼子がバラバラにされるところなど、グロテスクというか生々しい場面はあったものの、原作の皮膚に纏わりついてくるような湿度が無かったので、作品全体としてもカラッとしているみたいな感想を抱いた。

  榎木津さんの「口外法度なんだよ」とか、トリちゃんの「あれは僕が原稿を…」とか、原作のクスっとくるシーンもちゃんと折り込んでくれて嬉しい。

 

  細かいところは言いたいこともあるけれど、橘ケンチさんの京極堂があまりにパーフェクトだったのでとても満足した。まだ観ていない人は当日券や立ち見も出ているようなので是非。→6/25に観たらもう神戸しかなかった……

 

 

舞台「やがて君になる」

5/5 18時回、原作7巻まで読了(アニメ未見)して観劇。

忘れないうちのメモなので色々と適当。ネタのバレあり。

 

全体感想

全体としては期待よりかなり良く◎

大きく筋が変わってしまったり、解釈違いです!みたいな内容は無かったように思う。

「好きになりそう!」の後のオープニングみたいなセクション(追記:あれキャスパレって言うんですね)は「社中のアマテラスで見た奴だ!」の気持ちになって観ていた。個人的にやが君っぽくないかなと思ったけどどうなんですかね……?知らんけど

 

皆さん言っているように、あの内容を2時間に収めるためにかなり早口&動きがばたつく感じ。重要なシーンではゆったり進行していたけど、たとえば流れの中で笑いを誘う場面があってもそのあとの間がないので、客席も笑うに笑えない気がする。

しかし間を生かす方向だと原作未読者置いてきぼりのエピソードばっさりカットか2時間で一巻分やるかくらいしかできないだろうな……、と思うとやはりこれが最適解なのかも。再構成大変だっただろうな。お疲れ様でした。

 

役者さん

以前から知っていた田上さんを除くと侑の役者さんが一番好みな演技だった。それ以外も皆さん役にしっかり寄せてきていたので良き。男子陣はもう少し口跡よくなるとさらに良いかと。

柿喰う客を観た時ほどではないけれど、よくあんな早口で喋ることが出来るな……と思ってしまったくらいなので、役者さんは大変だと思う。

あとは都さんが宝塚の男役かと思うくらいかっこいい低音だった。

 

その他

今回下手側前列だったのでスピーカーが近く、「まあライブじゃないし」と思っていたら割と効果音や音楽が大きくびっくりしてしまったので、この後行く人の参考までに。

 

朱戸アオ作品強化月間

タイトルの通り。

 

 

まずはインハンド、ドラマ化おめでとうございます!!

ドラマになりそうな話を書くひとだなあとはネメシスの杖の頃から思っていたけれど、本当に嬉しい。はじこいのドラマ化もだけれど、好きな漫画が売れていくことは何にも代え難い喜びがある。

 

朱戸アオ先生の漫画は、ネメシスの杖をたまたまアニメイトで買ってから知った(ちなみに売野機子先生作品の時と全く同じエピソードだし、何なら望月淳先生もたしかそんな出会い)。とても面白くて読み込んだけれどそのあと暫くは動きもなくて、次に本屋で見かけたのがインハンドの単行本発売時。こ、これは……!と2年ぶりの紐倉先生に驚きながら手に取り、その後リウーを待ちながらも読み、今年のドラマ化の報に喜びの小躍り……という感じ。(ちなみにFinal Phaseはつい一昨日にやっとkindleで購入。紙でも欲しいな〜。羽貫くんがハッチャメチャに好きになった)

 

これだけしっかりとした医療漫画を描かれているのに、医療現場とかにいた訳ではない、というのが本当に驚き。監修があるとはいえ、色々取材をしてそれを作品として面白くできるのはほんとうにすごい……。

キャラクターの知能は作者を上回ることはできないとよく言われるけれど、紐倉の言い回しがことごとくかっこよくて、作者の頭の良さとかセンスがうかがえる、とおもう。

ちなみにこれはTwitterでも呟いたのだけれど、私はインハンドの「ガニュメデスの杯」は相棒(ドラマ)にありそうなエピソードだなと思っている(めちゃくちゃ好きなやつ、という意味)。

 

医療方面だけでなく、キャラクターの感情の機微もとてもよい。ご本人はブログでキャラクターを作るのが苦手とおっしゃっていたけれど、たしかに朱戸作品のキャラクターにはキャッチーさはない(紐倉はわりと濃い)が、キャラクターの描写が下手なわけでは決してなく、むしろ繊細で複雑な感情を読み手に伝えてくるのが上手い。リウーを待ちながらは特に。

 

まだ読んでいない人、インハンドの新装版が2/22に発売なので、ぜひとも読んで欲しい。友人には会った時に押し付けます。

→本日発売!出勤前に購入!帰りにも購入!(2/22追記