みたもの備忘録

ジャンルを行き来するオタクの妄言。たまにまじめなこと

日記:読書家ではないわたし

ごく個人的な、風呂で考えてたこと。

中学生くらいまで自分は読書家だと思っていたんだけど、そんな読書家ではないということに高校生くらいで気付き、さらに好きな本を繰り返し読んでいたというだけで、総量としては読んでないんだよな…ということに、4年くらい前に気付いた。


わたしの家には本はあまりなくて、あるのは親のビジネス書と、芸能人のエッセー本、料理本、あと母親がいわゆる新宗教に近い団体にいるので、そこの本、それくらいしかなかった。これは今も(わたしの部屋以外は)基本的に変わらない。

わたしは中学生のとき弟が生まれるまで一人っ子だったし、前述の団体のあれそれで母親はよく出掛けていたので、自然一人遊びが増えて、絵を描くなり本を読むなりしていたんだけど、両親はそこまで本好きではないので、わたしもそんなにたくさんの本を買い与えられるような感じではなかった。
もちろん人並みには買ってもらってたけど、毎日違う本を読むほどの数はなくて、同じ本を繰り返し繰り返し、暗唱できるくらい何度も読んでいた。そうだ、ディズニーの白雪姫、プーさん、ミッキーの王子と少年(マーク・トウェインのあれですね)のVHSも叔父さんから貰ったので、それも台詞覚えるくらい見てた。

そういう癖になっていたのか、もう少し大きくなって町の図書館や学校の図書室でたくさんの本の中から借りて読むようになっても、好きな本とそのシリーズばかり繰り返し読んでいた。こういう読み方はよい面とよくない面があると思う。

それでも本を読むには読んでいるから、図書室にはしょっちゅう行っていて、なんとなく自分は読書が好きなんだと思っていた。ちなみに多感な中学生のときにシャングリ・ラ新世界よりを読んでしまったのは事故だなぁと思っている(disではないです)

大学生になってから、本は買うものの、課題の本ですらなかなか読む気になれなくて、こりゃ読書家でもなんでもないわ~と思い現在まで至る。わたしの部屋は2,3ページだけ開いて棚に差し込まれた本だらけ。漫画はすぐ読むんだけど…。


こういったことを考えると、趣味は?と聞かれて読書です、とは言えないなぁ、とか思う。もちろん相手は私がどんな本を何冊読むかなんて(読書家じゃないかぎり)わりとどうでもよいし、ただの世間話なのだけれど、趣味の話をするたびに謎の逡巡がある。