みたもの備忘録

ジャンルを行き来するオタクの妄言。たまにまじめなこと

朱戸アオ作品強化月間

タイトルの通り。

 

 

まずはインハンド、ドラマ化おめでとうございます!!

ドラマになりそうな話を書くひとだなあとはネメシスの杖の頃から思っていたけれど、本当に嬉しい。はじこいのドラマ化もだけれど、好きな漫画が売れていくことは何にも代え難い喜びがある。

 

朱戸アオ先生の漫画は、ネメシスの杖をたまたまアニメイトで買ってから知った(ちなみに売野機子先生作品の時と全く同じエピソードだし、何なら望月淳先生もたしかそんな出会い)。とても面白くて読み込んだけれどそのあと暫くは動きもなくて、次に本屋で見かけたのがインハンドの単行本発売時。こ、これは……!と2年ぶりの紐倉先生に驚きながら手に取り、その後リウーを待ちながらも読み、今年のドラマ化の報に喜びの小躍り……という感じ。(ちなみにFinal Phaseはつい一昨日にやっとkindleで購入。紙でも欲しいな〜。羽貫くんがハッチャメチャに好きになった)

 

これだけしっかりとした医療漫画を描かれているのに、医療現場とかにいた訳ではない、というのが本当に驚き。監修があるとはいえ、色々取材をしてそれを作品として面白くできるのはほんとうにすごい……。

キャラクターの知能は作者を上回ることはできないとよく言われるけれど、紐倉の言い回しがことごとくかっこよくて、作者の頭の良さとかセンスがうかがえる、とおもう。

ちなみにこれはTwitterでも呟いたのだけれど、私はインハンドの「ガニュメデスの杯」は相棒(ドラマ)にありそうなエピソードだなと思っている(めちゃくちゃ好きなやつ、という意味)。

 

医療方面だけでなく、キャラクターの感情の機微もとてもよい。ご本人はブログでキャラクターを作るのが苦手とおっしゃっていたけれど、たしかに朱戸作品のキャラクターにはキャッチーさはない(紐倉はわりと濃い)が、キャラクターの描写が下手なわけでは決してなく、むしろ繊細で複雑な感情を読み手に伝えてくるのが上手い。リウーを待ちながらは特に。

 

まだ読んでいない人、インハンドの新装版が2/22に発売なので、ぜひとも読んで欲しい。友人には会った時に押し付けます。

→本日発売!出勤前に購入!帰りにも購入!(2/22追記