みたもの備忘録

ジャンルを行き来するオタクの妄言。たまにまじめなこと

宝塚歌劇団星組公演『GOD OF STARS-食聖-』『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』

※色々あって三週間ほど前の話を蒸し返します。月組ムラ遠征した感想は後日。

 

 私はとんでもないものを観てしまった……

 

 昨年6月、ひょんなことから宙組東京宝塚劇場公演を観ることになり、オタクなので一応事前に色々調べてから観劇に臨んだものの、演目との相性なのか、イマイチ盛り上がれないまま終わってしまった(今もう一度観たらどうなのだろうかと気になる)。

 それから約一年後の今年4月、花組東京公演千秋楽のライブビューイングを観たことにより「あれ?面白いかも……」となり、そして友人の誘いにより今回観劇した星組公演でまんまと嵌るオタクの図。歌劇も毎月買うようになった。

 

 

「良い舞台」とは

 

 今回、正直トップコンビと次期トップコンビくらいしか顔が分からない中観ていたのだけれども、いや〜〜楽しいな!!!どんどん気になる生徒さんが出てくる!!!

 

 このトップコンビ、なんだか人のブログなんかを観ていると「舞台技術イマイチ」だなんだと言われており、少し心配なところもあったのだけれど、実際観てみたらそんなことは吹き飛ばすくらいのパワーがあった。

 私は基本的には「技術の基礎があってこそオリジナリティやら気持ちやらを表現出来る」論者なので、下手でも気持ち篭ってればいいよ!とは言えないが、今回観終わった時の純粋な感想として「良い舞台を観た」という気持ちになれた。

 確かに歌はトップ二人共に少し危なっかしいところはあったし、滑舌がアレで台詞の聞き取りにくいところもあったけれど、一定ラインをきっちり超えていたし、総合エンターテインメントとして「とてもよかった、楽しかったー!」という気持ちが残された素晴らしい舞台だったと思う。こんな素人にもかっこよく美しく魅せてしまうのがいわゆるスターの華というやつなのだろうか。すごいなー。

 

 

 

紅ゆずるさんの美

 

 正直ポスタービジュアルは加工しすぎもあって笑ってしまったのだけれど、実際舞台で観たら、美……!!!(ポスターの加工は他の組見ても何だか凄まじいと思うのだが、歌劇団側はあれで良いと思っているのかしら?)

 紅さん、切れ長なお目目なので舞台化粧映えがする方だなぁ。そして表情がとてもよく動くので、二階席からオペラなしでも目線の動きまで感じられる。

 体軀もすらりとスマートで、自然と目線が行く、なるほどこれが真ん中の人なのだなあ、と納得。退団公演を拝見出来てとても良かった、お疲れ様でした。

 

 

礼真琴さんが聞いていた以上だった

 

 いや、宝塚を観るにあたり予習していると「礼真琴すごい」というのがめちゃくちゃ出てくるのだけれど、百聞は一見に如かず……。

 まず歌、女性なのに低音があんなに伸びやかなのは何故?しかも歌いながら細かな演技もしているのでびっくりする。コメディチックな演技もやり過ぎず押さえ過ぎず、とっても良い塩梅。ダンスもダイナミックでありながら、指先まで神経を張り詰めているかのようで、全ての振りをピシッと止めてくる。

 こんな風に自分の身体のコントロールが出来ている人を観ているのがとても好きなので、眼福だったな〜。観ていて気持ち良い。

 ちなみにリー・ロンロン、私もクリスティーナと同じでメガネの方が好き。クリスティーナと握手するときのへにゃっとした笑顔、プライスレス。

 

 

宝塚チケット戦争への参戦

 

 という訳ですっかり心を鷲掴みにされ、オタクはチケット戦争へと駆り出されるのであった。友の会に入るでもなくプレイガイドとクレカ先行のみのゆるゆる参加だけれども。

 しかし、これまで通ってきたジャンルの中で一番チケットが取れない。Aimerコンサートとかで毎回当てているので自分は割とチケット運が良いと思っていたけれど、そうでもなかったらしい。ただ今本公演の雪組宙組が連敗中。でも星組新トップお披露目の本公演は当てたぞ!!!!待ってろ3月!!!!

 

 こうして金は消えていく。次回、初ムラ遠征(月組)編 coming soon……